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工事進捗情報 2014.01.31

姫路城大天守(兵庫県)

姫路城大天守(兵庫県)

名称 姫路城大天守 (ひめじじょう だいてんしゅ)
指定区分・年
  • 建造物:国宝・昭和6年、昭和26年
所在地 兵庫県姫路市本町68番地
所有者 国(文部科学省)(東京都千代田区霞が関三丁目2番2号)
管理団体 姫路市
建設年代 慶長14年(1609年)
構造形式 五重六階、地下一階付、本瓦葺
事業概要
  • 修理種別 屋根葺替、部分修理(木・壁・補強他)
  • 事業期間 平成21年度~平成26年度

姫路城は、姫路市内にある姫山の丘を利用して作られた望楼型天守の平山城です。天正年間に豊臣秀吉が築いた前身の城を、池田輝政が改築し、慶長14年(1609)頃に完成させました。その後、本田忠政が元和3年(1617)に西の丸を築き、三の丸の整備を進めました。これが現在の城です。

大天守は、慶長13年(1608)から造営され、慶長14年10月頃には完成したと考えられています。その後、大天守は何回も補強や修理の手が加えられました。軸部の修理は19回、屋根葺替え・軒廻りの修理は17回が確認されています。大掛かりな修理は明暦2年(1656)、元禄5年(1692)、同13年(1700)、寛保3年(1743)と行われ、その後、明治43~44年(1910~11)と、昭和31年(1956)~39年(1964)の昭和大修理(全解体)を経て、現在に至っています。

今回の修理は、平成21年4月から平成27年3月までの6ヶ年を掛けて屋根瓦の葺替、漆喰壁の補修、木部の補修、構造補強等を行っています。修理中の調査により、大天守の最上階は当初計画では柱間全てが窓の計画でしたが、隅の間を壁に変更されたことが分かりました。工事は順調に進み、平成26年度には素屋根の解体が行われ修復された大天守が現れてきます。


屋根工事 瓦解体中屋根工事 瓦解体中

屋根工事 瓦葺施工中屋根工事 瓦葺施工中

屋根工事 瓦葺施工中屋根工事 瓦葺施工中

左官工事 漆喰壁解体中左官工事 漆喰壁解体中

左官工事 漆喰壁解体中左官工事 漆喰壁解体中

左官工事 漆喰塗施工中左官工事 漆喰塗施工中

左官工事 漆喰塗施工中左官工事 漆喰塗施工中

左官工事 屋根目地漆喰塗施工中左官工事 屋根目地漆喰塗施工中

五重屋根 完成五重屋根 完成

五重屋根 完成五重屋根 完成

四重五層 完成四重五層 完成

四重五層 完成四重五層 完成

当初計画で、最上階が全て窓の計画を復原したCG当初計画で、最上階が全て窓の計画を復原したCG



なお、姫路市では下記のサイトで工事の様子を逐次公開しています。

今週の姫路城
http://www.city.himeji.lg.jp/s60/2851146/_21909/siro-weekly-photo.html

ウォークスルー映像で見る素屋根のイメージ
http://www.city.himeji.lg.jp/s70/2845684/_11311/_17981/_21395.html

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