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洋館,竣工外部
部分修理:昭和42年(1967)、昭和46年(1971)
平成3年〜平成17年3月
〈洋 館:屋根葺替、塗装修理、部分修理〉
〈撞球室:屋根葺替、部分修理〉
〈大広間:屋根葺替、部分修理〉
〈煉瓦塀:部分修理〉
〈復旧〉
解体調査の結果、明らかとなった改変のうち、洋館及び撞球室の外観及び内装の一部を明治42年増改築時の姿に復旧整備した。
〈洋館〉
外部は、屋根スレート葺の部分修理と補修、各部銅板の葺替と補修、雨樋を取替えた。塗装は木部破損・腐朽部の補修の後、塗り替えた。基壇部石材は補修にあわせ強化剤・撥水剤を塗布した。建具・建具金物は取り外して補修・取替を行ったほか、欠失していた装飾金物を復旧した。室内は、木部破損・腐朽箇所の補修し、各室の壁紙の当初壁紙部は残し、他は貼り替え、一部は金唐革紙貼りに復旧した。漆喰塗壁と天井は補修・塗り替えた。
〈撞球室〉
基礎の換気口金物を復旧したほかは、洋館に準じて施工した。
〈大広間〉
屋根瓦葺と庇及び待合部分の銅板葺は全て葺替えし、内部の漆喰壁の塗替、畳の取替や表替え等を行った。
〈煉瓦塀〉
煉瓦塀及び石垣の一部を解体して積み直し、壁体に挿筋による補強や鉄骨造及び鉄筋コンクリート造による控えの新設等の耐震補強を行った。
〈洋館〉
木造、建築面積531.5?、二階建、煉瓦造地下室付、
(撞球室及び大広間との接続部を含む)、玄関部塔屋付、
スレート葺
〈撞球室〉
木造、建築面積138.0?、一階建スレート葺
〈大広間〉
木造、建築面積319.6?、桟瓦及び銅板葺、廊下・茶室及び便所附属
〈附煉瓦塀〉
煉瓦造
(財)文化財建造物保存技術協会編
『重要文化財旧岩崎家住宅
(洋館・撞球室・大広間・附煉瓦塀)修理工事報告書』
文化庁、H17.3