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屋根葺替:永正5年(1508)、天文19年(1550)、
文禄5年(1596)、慶長18年(1613)、元和4年(1628)、
寛永16年(1639)、明暦3年(1657)、延宝5年(1677)、
元禄8年(1695)、正徳元年(1711)、享保12年(1727)、
延享2年(1745)、宝暦13年(1763)、安永6年(1777)、
安永8年(1778)、寛政9年(1796)、文化11年(1814)、
天保2年(1831)、安政4年(1857)、明治40年(1907)、
昭和36年(1961)
昭和56年4月〜昭和57年9月
〈解体修理〉
解体調査の結果、修理改造の経過と当初の形式が推定できたが、一部意匠上の詳細が不明であることから、庇などが改造された元禄修理時の姿に復旧整備した。各礎石はコンクリート地業の上に据え直し、床下・軒下土間は叩き締め直した。また、周囲に雨落排水溝を設け、正面は擁壁石垣積みとして周囲地盤を整地した。木部は腐朽・歪み、折損など破損の著しいものや後世改変によるものは新補し、腐朽・破損の軽微な材は補修のうえ再用した。屋根は、とち葺に復して箱棟を銅板で包み、鬼板に鬼面を復した。塗装は一旦すべて洗い落とし、外部は弁柄朱漆塗りを主体に金箔押し、胡粉塗り、蟇股の彩色塗などを塗り直し、内部は胡粉塗りとした。金具はすべて鉄製で腐蝕していたので、新規に作製して取付けた。その他、雑工事として雨樋等を設け、附帯工事は用水路整備・土留石垣を設けた。
三間社流造、とち葺、東面
(財)文化財建造物保存技術協会編
『重要文化財巨田神社本殿修理工事報告書』
巨田神社本殿保存修理委員会、S.57.9